とくに出典の記述のない記事は、「ハンブルガー・アーベントブラット」紙 www.abendblatt.de からの引用です。

ゲルトルート・ワーグナーの死と暴露本


 「我々にとってもっとも関心のあることは、ヴィーラントとゲルトルートの芸術的業績が正しく評価されることででした。しかし家族の私的な生活を暴いて、安っぽい雑誌を売りばらまこうことをストップしなければならないのは、きわめて不愉快なことだ。」
 ワーグナー一族のニケ、イリス、ダフネ、ヴォルフ・ジーグフリートは、このようにそろって彼らの母親に関する最近出版された本「ゲルトルート・ワーグナー、その生涯」を批判した。
 本を書いたのは、フルンクフルト一般新聞の記者のレナーテ・ショスタック。依頼者はハンブルクの出版社、Hoffmann und Campe(HoCa)。
 ワーグナー家の4人は「我々はその本を、母のバイロイトの発展における功績に限って書かれることを条件として許可したのです。」 彼らはフルンクフルト一般新聞とHoCaの名声を信頼していたという。

 しかし渡されたその原稿にゲルトルートが目を通したとき、子供達の言うところによれば「極めて深く傷ついた」という。「母はそのことによって、家族やわれわれに近い人たちの名誉に傷が付くことなどまったく考えていなかったのです。」
 ゲルトルートはその出版を差し止めようと子供達に頼んだ。なぜなら彼女自身はもはや何もできなかったからだ。先週ゲルトルート・ワーグナーは81歳で亡くなった。
 ヴィーラント・ワーグナーのかつての妻であった歌手のアンヤ・ジルヤも次のように批判している。「私はこんなことは趣味が悪いことだと思います。ありもしないことをセンセーショナルに並べ立て、安っぽく売りまくるなんて。」この点では彼女はワーグナー家の子供達と意見が一致しており、「こんなやり方でヴィーラントの名誉がけがされないように、関係者を支持します。」と述べている。


著者 Cantano