とくに出典の記述のない記事は、「ハンブルガー・アーベントブラット」紙 www.abendblatt.de からの引用です。

《ハンブルク・ブラームス記念館 拡張》
 ハンブルガー・アーベントブラット 97年8月28日

 ハンブルクの街の案内でもご紹介してきたハンブルクのペーター通りにあるブラームス記念館が、展示会場を約2倍に拡張され、40点以上の展示物を加えてブラームス没後100年という記念の年を飾っている。それらの新しい展示物の「目玉」は、有名なブラームスの大理石の胸像である、とブラームス協会会長のEckart Beschエカート・ベッシュ氏は誇っている。それは、あのウィーン中央墓地にあるブラームスの墓の像を造った彫刻家であるIlse Beatrice Conratイルゼ・ベアトリーチェ・コンラートさんの手になるものである。

 この胸像はハンブルク州立美術館からの長期貸し出しされたもので、その表情はムジーク・ハレに据えられているマックス・クリンガー作の「ブラームス記念碑」(1909年製作)と著しい類似を感じさせる。しかしこの美しい胸像はなんと1948年以来、上述のハンブルク州立美術館の地下室に眠っていた。この彫刻に光を当て、尊敬に値する場所へ据えることを取り仕切ったのはブラームス協会員のIngrid Zinnowイングリッド・ツィンノウさんで、ある古い展示会カタログにその像にたいする記述があるのを発見したのだという。

 新しく展示品に加えられたものの中には、ブラームスのハンブルク時代の書簡や写真、さらにオールスドルフ墓地に眠るブラームスの親戚・家族と、友人だった芸術家たちの墓の一覧、そしてこれまで未公開だった2つの銅製レリーフなどがある。その2つのレリーフはMaria Pirwitzマリア・ピールヴィッツの作品で、彼女はムジーク・ハレの前にある、ブラームスとその音楽を抽象的に表現した「ブラームス・モニュメント」を製作した芸術家である。
 

著者 Cantano