第4回

(97年4月29日までの情報ソースから。英語以外の欧語固有の文字は表記できないので、文中では簡略表記しています。また日本で一般的でない固有名詞や、発音の難しい単語などは原語表記しています。ご了承ください。)



《オー・ソレ・ミーオ、3大テノールが歌うとクラシック?》
             ハンブルガー・アーベントブラット紙より

4月12日

 パヴァロッティドミンゴそしてカレーラスの3大スター・テノールがミュンヘンとドュッセルドルフで行った公演の「ジャンル分け」をめぐる論争がおきている。というのは、「美と徳」に供与する「まじめな音楽E(rnste)-Musik」として認定されれば、その法定料金は「娯楽音楽U(nterhaltungs)-Musik」の場合よりもきわめて少なくてすむからだ。

 その公演のマネージャーであるマティアス・ホフマン氏に意義を申し立てたのは、作曲家と作詞家の権利などを守るために活動する団体で、日本でいうところの「音楽著作権協会」にあたる。彼らの主張によれば、この種の公演はU-Musikであり、一つの公演につき、E-Musik料金の4万マルクではなく、150万マルク(約1億円)が支払われなければならないという。彼ら曰く「その膨大な収入は、オペラアリアではなく、オー・ソレ・ミーオのようなヒット曲にこそ還元されるべき」。

 それに対してホフマン氏側の弁護士は「私個人にとって、あの3大テノールが歌ったものはまさにE-Musikである。それはその演奏の仕方に関わる問題だ。世界のトップの3人がオー・ソレ・ミーオを歌えば、それはその曲がストリップショーで歌われるときとは全く違ったものになる。」と反論し、28日に当該官庁である特許庁で出される裁定に自信を持っている。
 音楽著作権協会側もしかし「連邦裁判所に訴えることも辞さない。」と強気。

Cantanoの独言 この弁護士はどこのストリップショーでオー・ソレ・ミーオを聞いたんだろうか?



《3大テノールのコンサート 著作権料査定をめぐる論争》 続報
          ハンブルガー・アーベントブラット紙

4月29日

 すでにお伝えしたとおり、ミュンヘンとドュッセルドルフで行われた2回のコンサートのマネージメントであるホフマンは28日に開かれた審理のなかで、音楽著作権協会の要求する料金を支払うことを拒否し、この争いは連邦裁判所に持ち込まれることになった。
 このスーパースターを使ってホフマンは、1996年の夏にミュンヘンのオリンピック・スタジオで6万5千人を、ドュッセルドルフのライン・スタジオには6万1千人を動員した。これまでの数回にわたる世界ツアーで、約140億円の総売上げがあり、ホフマンの利益は約35億円にのぼる。
 音楽著作権協会は、彼らの演奏は今も保護期間にある、オー・ソレ・ミーオやウェスト・サイド・ストーリーといったポピュラー・ソングに重点を置いており、ナポリ民謡オー・ソレ・ミーオの編曲者エドゥアルド・ディ・カプア氏などにその利益が還元されるべきだと主張している。ドイツの法律ではその保護期間は70年。
 ただし、ドイツ音楽著作権協会というのは1933年のナチス党政権時代に既成の団体を合一してできたもので、E-音楽、U-音楽(前回掲載文参照)といった査定基準も当時のまま続いており、現代音楽界の実状には合わないところがある。ホフマン側はコンサート主催事業者として、その定義そのものに強い関心を持っており、裁判は連邦最高裁判所までもつれ込むことも予想されている。
 次の裁定が出るのは7月7日。




【チューリンゲン州のズール・フィルハーモニー管弦楽団の一連の解団騒動】

     
             ハンブルガー・アーベントブラット紙より

4月4日

 チューリンゲン州のエアフルトに近いズール・フィルハーモニーの74人の音楽家が、政治家にオーケストラの確かな存続を要求して、4月3日から無期限のハンガー・ストライキを始めた。チューリンゲン州とズール市の交渉が決裂し、7月31日をもってひとつのシンフォニー・オーケストラ全体が解散されるという、ドイツ文化史上初めての危機に音楽家達が最後の手段に訴えたもの。
 最大の問題は、現在まだ単独の所有者であるチューリンゲン州が、財政困難から州議会の決定にもとづいて予算の51%を、ズール市に引き渡したいということ。州は将来このオーケストラに約2億6千万円を拠出したい考えだが、存続の危機の瀬戸際に立たされているオーケストラを救うには、もう2億6千万円が必要。
 ズール市には現在そのような財源を確保する見通しはない。

4月7日

 ズールにおける音楽家のハンガー・ストライキは4日目に入った今も続き、20人が抗議を続けている。
 この間、ハンガー・ストライキを続けている音楽家の中に循環器系の障害を起こした人が出たため、一時的な休止があった模様。彼らは医師の厳しい監視のもとで飲み物の他にも、ブドウ糖や電解物質を取っている。オーケストラの代表は「われわれはオーケストラを救う最終的な解決案が見つかるまで行動を続ける」と話しており、それによって州とドイツ全体に議論の輪を広げたい考え。
 地元ズール市民は花や献金を持ち寄ったりして、連帯の気持ちを示し、チューリンゲンのペンクラブや、美術関係の団体などからも多くの賛同を示す声があがっている。この動きを受けて、急きょチューリンゲン州知事とズール市長の会談がもたれることになったが、双方の主張の隔たりは大きい。
 現在のオーケストラの所有者は100%「州」、しかしオーケストラの年間予算は約5億2千万円のうち半分をズール市に負担させたい考え。一方市長のクンマー氏によれば、市のひっ迫した財政からはその支出は全く考えられないとのこと。ズール・フィルハーモニーの楽団員はすでに7月31日付の解雇通知を送付されており、アメリカと中国への演奏旅行ももちろん中止された。
 
 (注 クンマー氏のKummerとはドイツ語で「心配、悩み」の意。)

4月8日

 ズール・フィルハーモニー管弦楽団のハンガー・ストライキは5日目に入った今も続けられている。この間、クルト・マズーア率いるニューヨーク・フィルなどがこの抗議行動に対する同情を寄せてきている。

4月10日

 一連のズール・フィルハーモニー管弦楽団のハンガー・ストライキの事件は9日、予期せずに事態が悪化した。この日ズール市長のクンマー氏が書簡をチューリンゲン州の文化省に送り、『24時間以内に彼らの家屋管理権を放棄させ、ハンガー・ストライキを即刻中止させ、建物が明け渡されるよう』要求した。これは楽団員達と、ザクセン州プロテスタント教区の監督牧師との会合の際明らかにされたもの。
 これは市長が州を交渉の場へ引っぱり出したいとの考えから行われたものだと、オーケストラ側は見ており『事態はますますわからなくなっていく』とスポークスマンは述べている。
 クンマー氏の手紙には『必要なら、警察に家屋侵入と不法占拠で訴える』とある。つまり『の公務員である楽団員達が、に対する労働争議のために使用しているの建物が、これ以上賃貸されるべきではない』と訴えているわけだ。
 楽団員達の健康状態を診断している医師によれば、何人かはすでに衰弱から来る軽度の発作を起こしているものもあるという。
 
4月11日

 チューリンゲン・ズールにあるフィルハーモニー管弦楽団の将来にわたる存続は現在もまだ不透明だ。州議会は10日、楽団員の解雇通知を撤回しない決議を採択、一方、ズール市議会は本来必要とされる2億6千万円のうち、約1億2千万円をオーケストラ側に支出することを決定した。
 抗議を続ける楽団員のうち二人が健康上の理由からハンガー・ストライキを中止したが、残りの17人は、市の経済的援助の決定にもかかわらず、8日目に入った今も食事をとることを拒否している。これは、オーケストラ側の試算によれば、市の決定した額では十分ではないため。
 チューリンゲン州の内務大臣は楽団員を訪問した際、仲介者の任を引き受ける旨を発表した。

4月12/13日

 ズールでは現在もまだ16人が、無期限のハンガー・ストライキを行っている。ドイツ・オーケストラ協会の代表者達との数時間にわたる会合の後、オーケストラ側は『確かな解決案が得られるまで、われわれはストライキを続ける』との声明を出した。
 これに先だって、州と市の関係当局とドイツ・オーケストラ協会が会議を開いたものの何の進展もなかった。

4月14日
  
 ストライキは15人によってさらに続けられている。14日午後には、ベルリン交響楽団のメンバーがズールを訪れ、ズールの同僚の行動に対する同情と共感の意を伝え、同地の十字架教会で、ブラームスの交響曲第4番とドイツ・レクイエムのプログラムによるコンサートを開いた。

4月15日

 最後までハンガー・ストライキを行っていた楽団員20人は、一応の解決策の合意が出来たとして、10日間にわたったその抗議を中止した。
 問題となっていた経済的支出の割合は、州が2億6千万円を、市が1億2千万円を負担することになり、さらに楽団員が給料に関する多くの譲歩をすることにより、オーケストラの存続が可能になったと、担当者は述べている。
 オーケストラの運営機関によれば、74人の音楽家の誰一人として解雇されることはなくなり、この間に寄せられた多くの寄付金は、ズールにおける文化的プロジェクトを支える基金にするいう。
 
 将来このオーケストラの運営団体となるこの機関は、新しい予算編成と経済的処置を提示し、楽団員の説得に成功した。
 オーケストラ側の資料によれば、ズールの音楽家は西側の音楽家の84%しか収入を得ていないという。オーケストラの担当者は『「節約」という標語がその解決法ではなく、マルクやペニヒで見積もられない芸術的質そのものが問題になっているのだと』強調している。

4月17日

 チューリンゲンのズール・フィルハーモニー管弦楽団は、長いハンガー・ストライキのあと、オランダに向けて演奏旅行に出発した。彼らが給料の一部を断念したにもかかわらず埋め合わせることが出来ない運営予算にたいして、あるホテル経営者が50万マルク(3500万円)の支持を申し出ているほか、ほかのスポンサーも名乗り出ている。


(訳者注) やや長い報告になったが、この一連の騒動の中には、ドイツという国の多くの面が見ることが出来る。州と市単位での地方自治、労働者の権利とそれを守るための主張の強さ、ズール市長の手紙に見られる法秩序への固執、そして市民、同僚の連帯運動や、篤志家による寄付金の申し出などである。
 夢を運ぶ音楽家も、生活があるのが実状。堅い話で恐縮でしたが、目を通していただけて嬉しいです。




【おめでとうございます!】

♪グラーツで行われた「フランツ・シューベルトと20世紀の音楽」国際コンクールのデュオ(ヴァイオリン、ピアノ)部門で、Naho UemuraさんとTamami Muramatsuさんが優勝し、賞金1万6千8百マルクを獲得。

残念!

♪ミュンヘン市議会は経済的理由から、リヒャルト・シュトラウス・インスティトゥートの閉鎖を決定。現在新しい運営者を探している。ジャパン・マネーで何とかならないか。




講習会情報

♪ヴァイマール・マイスターコース。7月10日から8月2日まで、ヴァイマールのフランツ・リスト音楽大学にて。声楽(ジークフリート・ローレンツ)、リート解釈(ボールドウィン)他、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、室内楽、オペラスタジオ、指揮、オルガン、コントラバス、ギター、クラリネット、トロンボーンの各楽器。
Info:Hochschule fuer Musik Franz Liszt Weimar, Platz der Demokratie 2/3, 99423 Weimar,
Tel.03643-555 150, Fax 03643-61865

♪第10回夏期講習会。8月15日から23日、ハンブルク。フルート(ジャン・クロード・ジェラール)、オーボエ(クラウス・ベッカー)、ヴァイオリン(クリスティアーネ・エディンガー)他、ヴィオラ、チェロの各楽器。アクティブ受講生になった場合は、無料のホームステイ先をあてがわれる。受講料:アクティブ650マルク、聴講300マルク。
Info:Sekretariat Frau Sigrid Bahrs, Mittelweg 60, 20149 Hamburg, Tel.& Fax 040-410 2999

♪夏期講習会。7月13日から26日、オーストリア、ヴィクトリング-クラーゲンフルトにて。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、アコーデオン、パーカッション、フルート。詳しくは www.HAPPYNET.AT/MUSIKFORUM
E-Mail MUSIKFORUM@HAPPYNET.AT

♪リューベック夏期講習会。7月と8月、リューベック音楽大学にて。声楽(ブリギッテ・ファスベンダー)、リート解釈(アーウィン・ゲージ)、チェロ(ハインリッヒ・シフ)、クラリネット(ザビーネ・マイヤー!) 、作曲ワークショップ(ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ)他、ビッグバンド、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、リュートの各楽器。コースによっては5月15日に申し込みが締め切られるので注意。
Info: Stiftung Schleswig-Holstein Musik Festival-Abteilung Meisterkurse, Jerusalemsberg 7, D-23568 Luebeck
Tel.0451-389 5721, Fax 0451-389 5757

♪夏期講習会。8月25日から9月10日、バート・ゾーベルンハイムにて。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、フルート、グレゴリオ聖歌、声楽(Mitsui Tsuyako)他。芸術監督:ウドー・シュネーベルガー(大阪)
Info: Akademiesekretariat und Konzertbuero MSA, Bahnhofstr.4, D-55566 Bad Sobernheim, Tel.06751-81 241, Fax 6013

♪「東と西」国際夏期講習。7月13日から8月3日まで。ヴァイオリン(ヴァレリー・オイストラフ、Yuko Inagaki)、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、声楽、オルガン、フルート、指揮の各楽器。6月23日締め切り。
Info: OST-WEST Musikfest, A-1190 Wien, Delugstr. 11
Tel.& Fax +43/1/32 087 97



夏期講習会 追加

第2回 北ドイツ ハンブルク コンセルヴァトワール 夏期音楽セミナー
7月25日(金)〜 8月5日(火)11日間。

主催: Dr.ハインツ-エバハルト・シュミッツ教授・音楽院長
  シュミッツ-田辺敏子
後援・推薦: ハンブルク文化庁文化交流課、ハンブルク日本総領事館

テーマ
ブラームス(没後100年)、シューベルト(生誕200年)、メンデルスゾーン(没後150年)
このセミナーではこの記事を書いてくれている片野君に合うことが出来ます。
ブラームスについての講演をする予定です。
みなさま、ふるってご応募ください。

【部門】 レッスン時間
1.ピアノ(定員締切間近) 60分×3
2.声楽 60分×3
3.フルート 60分×3
4.ヴァイオリン(定員締切間近) 60分×3
5.クラリネット 60分×3
6.リコーダー 60分×3
7.中・高校生ピアノ 60分×3
8.室内楽 60分×5〜 各部門自由参加(曲目指定)
9.合唱指導・実技 90分×4
10.リトミック・オイリュトミー 60分×5
11.フォネーティク(発音法)声楽科 90分×4 (3名グループ)

募集人員:30名。(中・高校生6名まで)
   
 ※全部門が課題曲付き、そして自由曲1曲用意

参加資格:〔受講者〕ピアノ:中学生以上。その他の部門18歳以上の音大
(短大を含む)の在校生、卒業生又はそれと同等の実力を有する者。〔聴講生〕音楽指導者、愛好家、中・高校生の同伴者(9.と10.に参加して下さい)

【講師陣】

ピアノ
マティアス・ヴェーバー教授  ハンブルク音大、当音学院
グンデル・デッケルト  ブレーメン音大、当音学院
マンフレート・フォック教授 リューベック音大
Dr.ハインツ-エバハルト・シュミッツ
ハンブルク音大、当音学院長

声楽
トゥーラ・ニーンシュテット教授 ハンブルク音大、当音学院
エルビン・シュペット教授 ハンブルク音大
ジャネット・スコヴォッティ宮廷歌手
当音学院講師、元ハンブルク国立歌劇場専属ソリスト

リート伴奏法:ウーヴェ・ヴェーグナー教授 ハンブルク音大、当音学院
フルート:スザンネ・バルナー ハンブルク交響楽団、当音学院
ヴァイオリン:ルドルフ・クレーマイヤー 北ドイツ放送管弦楽団
クラリネット:ヴァルター・ヘルマン 北ドイツ放送管弦楽団
リコーダー:レナーテ・ドルフェル−ケレタット 当音学院
フォネーティク:ブリギッテ・クナーク−ヴィート 当音学院
        シュミッツ-田辺 敏子 声楽家
室内楽: Dr.ハインツ-エバハルト・シュミッツ ハンブルク音大、当音学院長
リトミック:クリスティン・ミヒャルスキー 当音学院
オイリュトミー:柴田絵理子 シュタイナー学校教員(オイリュトミー専科)

※講師陣の都合により内容等を変更する場合がございますので、予めご了承下さい。練習室は9:00〜21:00まで無料でお使いいただけます。

※毎日参加者による公開発表演奏会を当学院にて行います。

参加費用:受講者45万円、中・高校生39万円。9.10.付き聴講生35万円。
旅費、宿泊費、朝食込み。当音楽院卒業生が同行。ハンブルク市内見学、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭見学は実費。

【申し込み、問い合わせ】
西日本 池田純子  〒573 大阪府枚方市黄金野 2-29-5-301
東日本 遠藤美栄子 〒359 埼玉県所沢市旭町2-1 モンシャトー壱番館202

   または電子メールにて  Katano まで。



			

コンクール情報


♪「ペーター・ダム」国際ホルン・コンクール。10月3日から10日まで。ドイツ、イゼルローン。申し込み締め切り:9月1日。
Info:Sekretariat メInternationale Herbsttage fuer Musikモ,c/o Musikschule Iserlohn, Gartenstr.39, D-58636 Iserlohn
Tel.02371-217 1950-53 Fax 02371-217 1955

♪ルートヴィヒ・シュポーア国際ヴァイオリン・コンクール。8月23日から31日まで、フライブルクにて。
Info: International Violin Competiton Ludwig Spohr, Burgunderstr.4, 79104 Freiburg, Tel.0761-233 80, Fax 554862

♪第4回「オーストリア-ハンガリ−」指揮講習会とコンクール。8月29日から9月9日まで、場所の記載なし。ブダペスト?
Info: Postfach 369, A-1140 Wien, Austria,
Fax +43/1/979 85 66

♪国際マイスター・コース・マンハイム。9月1日から14日まで。芸術監督:ヴァレリー・グラドー。ヴァイオリン(4名の講師)、ピアノ(インナ・ハイフェッツ)。
Info: Daniel Schmidt, Albertine-Scherer-Str.8, D-67134 Birkenheide, Tel. 06237-920 189

♪国際マイスター・コース・トリアー。8、9、10月。ヴァイオリン、ファゴット、指揮、声楽、チェロ、合唱指揮、リート解釈(ノーマン・シェトラー9月22〜28日)、フルート、ギター、リコーダーの各楽器。
Info: Internationale Meisterkurse Trier,Oerenstr.15, D-54290 Trier, Tel.0651-43147, Fax 0651-718 2447

♪第10回バイロイト国際音楽コンクール。10月10日から19日まで。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サックスの各楽器。1969年以降に生まれた人。6つの賞があるとのこと。締め切り:6月30日。
Info: Verein zur Foerderung des musikalischen Nachwuchses und zeitgenoessischer Musik e.V., Allensteiner Ring 29, D-95448 Bayreuth, Tel. 0921-22852, Fax 0921-852 990




  情報源について  日本で勉強されている方で、夏にヨーロッパに行って勉強してもいたいと考えていらっしゃる人は多いと思います。留学の準備や、語学研修をかねて、または終わってから旅行を楽しんだりと、夏期講習はいろいろな楽しみをもたらしてくれます。新しい友人をもつ貴重な機会でもありますね。でも、日本で紹介されるのは規模の大きい、有名な、しかも「高い」ものばかりなような気がします。もちろん代理店や仲介者がアレンジしてくれるのなら安心確実でしょうが、もう少し選択肢を広げてみたい方もいるでしょう。

 そういった人のために、よい情報誌をご紹介します。題名はTreffpunkt:Musikで、楽譜の出版で有名なSchott社から出ている、今年一年間の音楽に関する催し物一覧です。この中には、音楽祭、コンクール、ワークショップ、コンサート、会議、講習会などの情報が満載されています。最近私が入手したものは、1997年の3月から1998年8月までのもので、巻末に楽器ごと、そして興味あるジャンルごとに選べる索引がついています。コンクールや講習会については、このホームページにおいて目に付いたものをこまめにお知らせしていきますが、興味のある方は取り寄せたら良いと思います。

 この冊子は、本来Das Orchesterという月刊誌に付属しているものなので、単体で購入できるか定かではありませんが、一応連絡先を書いておきます。Das Orchesterも13マルク(約1000円)とそれほど高いものではありません。

編集-   Schott Musik International,  Mainz, Leserservice(注文受け付け)
                Carl-Zeiss-Strasse 1, D-55129 Mainz
                Tel.(06131)50 51 29
                ED 8572-01, ISBN 3-7957-0333-6

このページに関するご意見ご要望は、E-Mailで katano@ccsj.comにどうぞ。

Cantano

片野耕喜 プロフィール

ボーイソプラノとして歌の勉強を始め、声楽を遠藤優子に師事。東京学芸大学教育学部音楽科卒、東京芸術大学大学院独唱科修了、ハンブルク・コンセルヴァトリウムを芸術家資格を取って修了、現在ブレーメン芸術大学古楽科に在籍し声楽を専攻。日本各地の他、ドイツ、オーストリア、イギリスでテノールソリストとして演奏する。北ドイツ放送(NDR)合唱団準団員。バッハ・コレギウム・ジャパン所属。同団体のプロジェクトとしてBISレーベルより、バッハ「ヨハネ受難曲」「カンタータ集」を録音。